1: :2016/05/20(金) 10:00:59.59 ID:
世界三大珍味といえば、トリュフ・フォアグラ・キャビア。
日本三景といえば松島・天橋立・宮島……などなど、世の中には多くの「三大○○」が存在する。
オリンピックのメダルも銅メダルまでだから、TOP3に選ばれることは栄誉あることなのだろう。
つい先日、群馬県の水沢を訪れたときのこと。
水沢の名物といえば『日本三大うどん』のひとつに数えられるという「水沢うどん」なのだが、
「他の2つは何なんだろう?」と思い調べてみたところ……5個も6個も候補があるではないか。
これは一体……?
・全然3つじゃない
調査によると、水沢うどん以外に『日本三大うどん』の候補に挙がっているのは、
香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」、長崎県の「五島うどん」、富山県の「氷見うどん」、愛知県の「きしめん」の計6種類である。
『日本三大うどん』であるハズなのに、単純に考えて2倍……。
他にも三重県の「伊勢うどん」なども著名だが、本当の『日本三大うどん』は果たしてどの3種類なのだろうか?
・日本うどん学会に聞いてみた
というわけで、この謎を解くべく “日本うどん学会” の会長で、高松大学教授の佃教授に話を伺うことに。以下が記者と教授のやり取りである。
記者:「日本三大うどんを調べていたら、5種類も6種類も候補があったのですがどういうことなのでしょうか?」
佃教授:「一般的には、讃岐・稲庭は当確なのかなー、と。あとは人によって、水沢を入れたり五島を入れたりしますね」
記者:「なるほど。じゃあ名乗ったら三大うどんになってしまうんですかね?」
佃教授:「見方はあります。例えば、讃岐と水沢は生麺で、稲庭と五島は乾麺です。また五島だけは椿油を使っているので、その辺りをうどんとして捉えるかどうかという見方ですね」
記者:「なるほど……。例えば伊勢うどんはどうなのでしょうか?」
佃教授:「伊勢は消費量的に三大には入ってこないかと思いますね。消費量でいうときしめんを含める方もいらっしゃいます」
記者:「消費量やうどんのタイプによって三大うどんの捉え方が違うんですね」
佃教授:「日本人は、三大・五大・七大が好きなので三大うどんをされていますが、厳密に三大うどんを認定するような機関はありませんので……」
記者:「え! そうなんですね……。では『日本三大うどん』という言葉が大きくなっちゃってる感じで、あとは人によって捉え方が違うと?」
佃教授:「そうなりますね」
──ということであった。
・誰かが決めてるワケじゃなかった
つまり、厳密に「これだ!」という『日本三大うどん』は存在せず、消費量やうどんの種類によって捉え方が異なるらしい。
ただし、讃岐と稲庭は当確のようで、残り1枠を水沢や五島、氷見やきしめんが争っているようだ。
白黒ズバッと決着はつかなかったものの、読者の方も「日本三大うどんの概要」については理解できたことだろう。
最後に、突然の連絡にも丁寧にお答えいただいた佃教授に、この場を借りて感謝申し上げたい。
http://news.biglobe.ne.jp/trend/0519/rct_160519_4997864998.html
【【日本三大うどん】“日本三大うどん”といえば?…白黒つけるため「日本うどん学会」に聞いてみた!】の続きを読む
日本三景といえば松島・天橋立・宮島……などなど、世の中には多くの「三大○○」が存在する。
オリンピックのメダルも銅メダルまでだから、TOP3に選ばれることは栄誉あることなのだろう。
つい先日、群馬県の水沢を訪れたときのこと。
水沢の名物といえば『日本三大うどん』のひとつに数えられるという「水沢うどん」なのだが、
「他の2つは何なんだろう?」と思い調べてみたところ……5個も6個も候補があるではないか。
これは一体……?
・全然3つじゃない
調査によると、水沢うどん以外に『日本三大うどん』の候補に挙がっているのは、
香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」、長崎県の「五島うどん」、富山県の「氷見うどん」、愛知県の「きしめん」の計6種類である。
『日本三大うどん』であるハズなのに、単純に考えて2倍……。
他にも三重県の「伊勢うどん」なども著名だが、本当の『日本三大うどん』は果たしてどの3種類なのだろうか?
・日本うどん学会に聞いてみた
というわけで、この謎を解くべく “日本うどん学会” の会長で、高松大学教授の佃教授に話を伺うことに。以下が記者と教授のやり取りである。
記者:「日本三大うどんを調べていたら、5種類も6種類も候補があったのですがどういうことなのでしょうか?」
佃教授:「一般的には、讃岐・稲庭は当確なのかなー、と。あとは人によって、水沢を入れたり五島を入れたりしますね」
記者:「なるほど。じゃあ名乗ったら三大うどんになってしまうんですかね?」
佃教授:「見方はあります。例えば、讃岐と水沢は生麺で、稲庭と五島は乾麺です。また五島だけは椿油を使っているので、その辺りをうどんとして捉えるかどうかという見方ですね」
記者:「なるほど……。例えば伊勢うどんはどうなのでしょうか?」
佃教授:「伊勢は消費量的に三大には入ってこないかと思いますね。消費量でいうときしめんを含める方もいらっしゃいます」
記者:「消費量やうどんのタイプによって三大うどんの捉え方が違うんですね」
佃教授:「日本人は、三大・五大・七大が好きなので三大うどんをされていますが、厳密に三大うどんを認定するような機関はありませんので……」
記者:「え! そうなんですね……。では『日本三大うどん』という言葉が大きくなっちゃってる感じで、あとは人によって捉え方が違うと?」
佃教授:「そうなりますね」
──ということであった。
・誰かが決めてるワケじゃなかった
つまり、厳密に「これだ!」という『日本三大うどん』は存在せず、消費量やうどんの種類によって捉え方が異なるらしい。
ただし、讃岐と稲庭は当確のようで、残り1枠を水沢や五島、氷見やきしめんが争っているようだ。
白黒ズバッと決着はつかなかったものの、読者の方も「日本三大うどんの概要」については理解できたことだろう。
最後に、突然の連絡にも丁寧にお答えいただいた佃教授に、この場を借りて感謝申し上げたい。
http://news.biglobe.ne.jp/trend/0519/rct_160519_4997864998.html